酸菜白肉鍋

このページは、中国の食べ物を紹介していきます。

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更新日:
 2012年4月15日



◎酸菜白肉鍋(スヮンツァイバイローグォ)
 酸菜(白菜の酢漬け)と白肉(豚肉)の鍋。

 酸菜白肉火鍋とは、酸菜(白菜の酢漬け)と豚肉の鍋のことで、元は北京より北の寒い地方で庶民たちが食べていた鍋だそうです。酸菜とは、もともと中国東北地方発祥の白菜の漬物のことで、野菜が実らない厳しい冬を切り抜けるために発明された半発酵食品です。酸菜は、白菜と塩だけ(場合によってはリンゴや梨などの果物も入れるようです)を使って作る漬物ですが、日本と違い、中国では、この酸菜を直接、食べることはないようです。主に鍋の具など、他の料理の材料として使うことが多いようです。
 鍋の中央にアツアツに焼いた炭を入れ、エントツ状の蓋をします。炭が銅の鍋に熱を伝え、熱くなります。スープが熱されると、その中にたっぷりの酸菜と、脂がたっぷりのった白肉(豚肉)を入れ、味を出します。酸菜は、煙台種と呼ばれる特別な白菜を使います。歯ごたえがシャキシャキとして美味しい白菜です。
 酸菜とともに味を増す役割になるのが、カニ、エビ、シイタケ、カツオ節などで作ったダシです。この鍋のドーナツ状の部分に野菜やツミレなど、好みの具を入れ、食べ頃になるまで待てば完成です。
 火が通った具材をそのまま食べるのではなく、通常はタレにつけて食べますが、家庭や店によって、色々な工夫をしたタレを作っているようです。一般的なタレとして胡麻タレ、豆腐乳、唐辛子タレ、ニラタレなどがあります。



     真ん中には炭が入っています。



     タレです。



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