擔擔麵

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更新日:
 2012年2月22日



◎擔擔麵(タンタンメン)
 担担麺。

 担担麺は、中国四川省の麺料理です。「担担」のうち、前の「担」は「(荷を)担ぐ」という意味で、後ろの「担」は「(天秤棒で担ぐ)荷物」を意味し、合わせて「天秤棒で担ぐ」という意味になります。もともとは麺を天秤棒で担いで、あちこちで売り歩いたことから、この名前がつけられたそうです。
 担担麺は、陳包包という行商人が、四川省自貢市で1841年に売り始めたのが最初のようです。彼は、麺や器材をてんびん棒で担いで売り歩いて有名になったのだそうです。てんびん棒の片方には携帯式の練炭コンロを取り付け、コンロの上に銅鍋を乗せたそうです。もう片方には食器、調味料、そして洗浄用バケツを取り付けていたそうです。銅鍋の中は2つに仕切られており、半分で麺を茹で、もう半分で鶏肉や豚肉を煮込んだようです。温かくて辛い麺料理というのが受けたようです。
 このような売り方をしていたため、四川では、現在の日本で一般的な担担麺ではなく、「汁なし担担麺」であったようです。スープを大量に持ち歩くことは困難であったことから、「汁なし」が原型だそうです。また、汁がないことから、いわゆる汁椀程度の小さなお椀で出されていたようです。
 現在の日本で一般的な担担麺は、麻婆豆腐と同様に、四川省出身の料理人である陳建民が日本人向けに改良した料理のようです。
 麺は一般的にストレートの細麺が多いようです。味付けは、ラー油、塩、花椒(山椒の同属異種)、芝麻醤がベースで、少量の酢や醤油などを合わせています。この辛い液が入った碗に、ゆでた麺を入れてから、具を載せます。具は、一般的に豚肉のそぼろで、薬味には刻みネギ、もやし、刻んだ「川冬菜」という菜の漬物、エンドウの芽、刻んだピーナッツ、揚げた大豆などが添えられます。通常は、これをよく混ぜてから食べます。







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