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更新日:
2012年2月22日
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◎醉元宝
豚足をお酒で炊いた料理。
「醉」は、「酔っぱらう」という意味です。「元宝」とは、昔の字で「元寶(ユエンパオ)」と書き、昔の貨幣のことだそうです。昔の中国では、金や銀を「元宝」と呼ばれていた「馬蹄」に似た形の塊状にしてお金として利用していたそうです。この塊の形に豚足の形も似ているので、「豚足」のことを「元宝」と名付けているようです。
一般的な料理名ではないかもしれませんが、豚足をお酒に漬けて作った料理に付ける名前としてはお洒落かもしれません。
私が食べたお店の豚足は、お酒で炊いてあるそうですが、ほんのりと薄い味付けで、お酒の風味がきつくありませんでした。私は、ブヨブヨとした食感の料理は嫌いなので、ブヨブヨした豚足は嫌いなのですが、このお店の豚足はブヨブヨではありませんでした。しっとりとした固さをもっていて、むしろ丁度、食べやすい柔らからと言った感じでした。
味付けは、さっぱりとしていて、上品な味でした。このような素材が持っている本来の旨みを引き出すような薄い味付けが上海料理の特徴の一つだそうです。日本料理の技法にも似ているかもしれませんね。日本人なら、気に入る味付けではないでしょうか。
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