浙江料理

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更新日:
 2012年3月25日



◎浙江料理
 中国語では、「浙江菜(ゼー・ジィァン・ツァイ)」、「浙菜(ゼー・ツァイ)」と言うそうです。浙江省は東部が東海に面していて、長い海岸線に格好の漁場が密集して水産資源に恵まれています。魚貝類は500種以上あり、漁獲量は全国一です。
 また、北部は網の目の様に水路がめぐり、北の太湖まで続く平原は米や桑の主要な産地になっています。このため、この一帯は「魚米の里」と称されています。さらに西南地域には丘陵が起伏し、山の珍味が豊富です。浙江の人々はこの豊かな自然資源を利用し、数多くの浙江料理の傑作を作り出してきました。
 浙江料理は、浙江省の代表的な都市の名を冠する4つの種類に分けられます。

・杭州料理
 杭州は風光明媚な土地柄で皇帝や文化人たちが多く集い、景色と料理を楽しむ文化の中から数多くの名菜が生まれました。旬の野菜や野草など素材の豊富さを特徴とし、調理法は細やかで変化に富み、煮炒め、炒め煮、油炒め、あんかけ、揚げ物を主としています。淡白で香りが強く、歯ざわりのよさが特徴です。

・寧波料理
 寧波は沿岸地方なので、海鮮を主とし、塩味と新鮮さを一体化させたところに特徴があります。蒸し物、焼き物、煮込み料理に優れ、新鮮な柔らかさ、滑らかさを重視し、材料本来の味にこだわっています。

・紹興料理
 紹興料理は河魚料理に長じ、柔らかくて歯ざわりがよく、スープは鮮度が高い濃厚な味で、郷土色豊かです。

・温州料理
 家禽や家畜のほか、東シナ海の多彩で新鮮な海産物を特徴とします。







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